6月6日は事始めによいと言う。
6歳の6月6日に習い事を始めると上達するとか?
60歳だけど、6月6日、以前から和傘の修復には力を入れていました。
今年は、もっと先をみたいとずっと思い描いたいたところに、
素敵な和傘がやってきた。
5月5日の震災で被災された、珠洲の仕出し屋さんからの和傘。
藤模様の和傘はいろいろありますが、この図案は初めて。。。
文さんからの依頼。
解いて、同じ傘を作ってお返し。(こちらは文さんが作業)
ここまでは、今までと同じ修復。
私は、今まで沢山うちに来てくれた子たちを、世に出したいとずっと思っていました。
少しは、やったこともありますが、中々時間が取れていなかった。
特にデザインは素敵なものがいっぱいある。
朽ちていくだけを黙ってみていることは忍びなく
何とかしたいなと。。。
ずっと思い描いていたこと。新しい骨に新しい和紙でデザインを写すだけでなく
古い骨たちも再生させたいと。。。
新しい、革新的な文様も明兎の強み
そこに、古き良き時代の文様も新しく感じて頂けないだろうかと。
古い傘たちに頑張ってもらいたいと思います。
同時に、仕出し屋さんの輪島塗のお椀や器、高御膳のセットも頂く
また、何に使うのと叱られるけど、作品展の展示什器に使わせていただくことに。
明兎なら出来ること
着物や帯と一緒で、古き良きもの
和傘のある風景を金沢に~
と同時に
蘇れ和傘と唱えてきました。
修復をする、
先人からの知恵を頂き、
継承、伝承の中継ぎ
こんなことが大切と思う年頃です。