おはようございます。
昨日は、前日の嵐が嘘のようなお天気に、あっちこっち打ち合わせに行き、
最後は、千葉県松戸市からのお客様が来訪
お嬢様のスポーツ大会の応援のための金沢入りでしたが、
その前日に、和傘が出て来て、直らないかな?と検索して明兎へ!!!
何という、偶然!
お会いして、お聞きしていると、石屋さんをついだ4代目の女将さん!
偶然身内に石屋をしていた母の叔父がいたものですから、話も弾みました。
石も傘も工芸ではないけど、伝統をつなぐものとして
今を、今に合うように生きる姿勢が共有していく!
急の雨に降られた、お参りに来られた方に貸し出していたであろう番傘
多分、初代の時代のものかと、何本もあった傘は5本だけ残されているそうです。
現代に蘇る♪
人生の最後のお仕事に携われていると言って良いのかな?
考え方やモノや人への接し方の素敵な彼女との
これからの傘への相談が楽しみです。
お客様をお送りしてから
じっくり、和傘と対話。
骨数40本の小番傘
無地に、軒の色は後染め!
古いビデオで、白張りの傘を回して、さぁーと帯を引く風景を思い出す。
ちょうど、当日は、二俣和紙の斉藤先生の工房で、
昔の和紙と今の和紙の染の話もしていたところだったので、なおさら先人の知恵の遭遇にニンマリ。
丈夫な骨ですが、一部補強もしてあり、こんな具合で直してあるんだ!と確認したり
和紙を剥がしてみて、次は何がでてくるやら?
後日、残りの和傘も送って頂けるそうで、会えることがとても楽しみです。
パッと見に、ホコリをかぶり、ボロボロでお見せするのも恥ずかしいのですが~
なんて、古い傘をお持ちの方はおっしゃいます。
和紙は油を引くことにより、雨傘としての使命が終わった後は劣化していきますが
骨やろくろは大丈夫なことが多いです。
是非、甦らせたいと思っています。
先日も、2本の和傘が修復を終えて、お客様の元へ戻りました。
共に、とても喜んで頂き、メールのやり取りが続きます。
地道な和傘応援団の普及活動が
今、頑張っている若手のろくろ師や骨師の方が一人前になったとき、
和傘素敵ですね。いいですね。って、もっと、もっと、なっていて欲しいと思います。。。