和傘製作講座
あなただけの大切なお気に入りの傘を作ってみませんか?
和傘製作の工程は20とも100とも言われております。
全工程を体験して頂くことは出来ませんが、
①つなぎ 傘骨を糸でつなぐこと
②張り 傘骨に和紙を張ること
③畳み 張った傘を畳むこと(ここでよい傘が出来たか?わかります)
④かがり 傘の内側の糸飾りのこと(金沢では千鳥かけと言われます)
その主要な部分を職人の手ほどきを受けながら
あなただけのオリジナル和傘を作ります。
工程は上記の4回コースとなります。
通常3~4か月かかる和傘作りをあなたの時間に合わせて作りたいと思います。
4回の工程は最低各回1か月の間が必要です。
注:ただし2回目の張りをして3回目のたたみはなるべく、翌日午後からにたたみたいです。
(季節、天候により順延になる事もあります)
作業日程
予約時に先ず作りたい傘の大きさと和紙の色を選んでもらいます。
次に傘に入れたいワンポイントデザイン(花、動物、虫、等々)を考えてきてもらいます。。
1回目 ろくろという部材に竹骨を糸で繋げる作業をします。
終わり次第お気に入りのデザインをカットして紙に貼り付けます。
2回目 いよいよ竹骨に紙を張ります。
3回目 前回張った傘をたたます。
4回目 最後の工程のかがり糸を付けます。
傘の内側に補強兼装飾用の糸を付けます。終わり次第持ち帰ってもらいます。
各工程、和傘工房明兎の田中と山田がお手伝いします。
毎月金沢へ通っていただくもよし
四季折々に金沢へ通い、それぞれの季節を愛で、美味しいもの頂き和傘製作を進めるなんて
旅行プランはいかがでしょうか?
あなただけの大切なお気に入りの傘を作ってみませんか?
お待ちしております。(実施日は、相法の都合を合わせながら進めます)
費用
女性持ち 骨数44本 \44,000-(税込み)
男持ち 骨数48本 \55,000-(税込み)
場所 和傘・水引工房明兎
人数:1~3名まで
(多人数の場合は、会場を変えての対応もできますのでご相談ください。最高7名まで)
弁当忘れても傘忘れるな♪と言われるくらい、雨の多い金沢。和傘は、普段皆さんが使っている傘と同じです。
雨の日に使うもの。ただ、材料が違います。閉じた姿も違います。そして、傘を置いておく置き方も違います。
どこの県にもどこの町にも傘屋さんがありました。金沢にも108軒もあったと伝わっています。
岐阜では年間約1000万本作っていたと言われております。昭和30年が最盛期、そのあといわゆるこうもり傘が出て来て、
傘屋さんが洋傘屋さんになり、今は、その洋傘屋さんもなくなりつつあります。
そんな傘のこと知って頂きたくって開講した和傘製作講座です。
和傘作りを通して、和傘の歴史や今後など一緒に話し合いながら一本の傘を作っていきたいと思います。
もともと傘作りは分業です。竹に、木に、和紙に、漆、まったく違う材料です。
それぞれのプロが集まり、また細かい仕事はお母さんであったり、子供であったり、
たくさんの内職仕事が集まり、一本の傘に仕上がっていました。今では岐阜以外は、ほぼ全工程を傘職人さんが一人でこなしております。
工房明兎でも、師匠と二人で、竹とろくろと和紙をそろえてから最終工程まで行っていますので、
和傘製作講座では明兎の仕事を通しながら説明したいと思います。