和傘の仕事、工程を少しづつご紹介
つなぎ(竹骨をろくろにつなぐ)をするための準備
親骨は、和傘の外側の長い骨のことです。
まずは、骨際を面取りして
ペーパーをかけ
うづくりで磨きます。
面取りは、傘をたたむとき、骨で和紙を気づ付けないため。
そして、綺麗にたためて、そののちの仕事が上手く行くために行います。
ペーパーかけは、切っただけの材をもらっていますので
竹のくさくさや、とげがありますのでここで綺麗にします。
うずくりかけは、骨の汚れを取り綺麗にする目的と、骨の皮の部分に
わずかな凸凹ができて、糊付けをするとき、つるつるの表面より
綺麗に和紙がくっついてくれないかな?と思ってやっています。
骨が綺麗になったら、『大ため』をします。
切ったばかりの竹骨は、真っすぐです。熱を加えて
傘にしたときに、少し丸みを持たせます。
この、丸みも、地方によって違います。
ここ金沢では、雨も雪も多いので、けっこう丸く収めます。